社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(42)国内の死者数、異常だ。

 

 

国内の新型コロナウイルスの死者数の多さはどうであろう。1月17時点での累計死者数は63,320人。この1ヶ月で1万を越える方が亡くなった(10,233人)。これって異常だ。メディアで触れられることが少ないのは何故。

 

NHKの図を拝借する。

新型コロナウイルス 日本国内の感染者数・死者数・重症者数データ|NHK特設サイト

                            (一部加工)

さて、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言終了に向けた準備に入る。27日の委員会で終了の条件を議論するとのことだ。
3年が経過した「パンデミック」がいよいよ最終段階に入ったと希望を持たせるニュースだ。
背景には、ワクチン接種の広がり・各種の治療薬の開発や治療法の確立・感染者数の減少・致死率が0.5%程度に下がっていること、などが考えられる。

WHO、新型コロナ「緊急事態宣言」の終了条件協議へ: 日本経済新聞

でも、ワクチン接種率の低い地域があること、中国の状況の不透明さ、変異株の脅威への不安、などまだ多くの課題があるように見える。一言でいえば、分断深まる今の世界情勢で、共同して対応できるかにかかっているのではないだろうか。

さて、我々がこの3年間、向き合ってきた新型コロナウイルスとは。そもそもウィルスとは何。
悪役そのものか。姿を変幻自在に変えることができる難敵。根絶しなければならない悪い奴か。根絶できるのか。
そんなに単純なものではなさそうだ。
細菌に善玉があるように。実はウイルスにも、哺乳動物・昆虫・植物などの生存を助けるものや、地球環境を維持する海洋ウイルスなど、いい奴がたくさんいるとのことだ。
病原体の塊と思われていたウイルスが、実は人の胎児を守っていることが明らかにされたのはつい最近だ。ガンと闘うウイルスから、植物に干ばつ耐性や耐熱性を与えるウイルス、二酸化炭素の蓄積や雲の形成に関わるウイルスまで、ウイルスには様々な役割あるとのことだ。
そもそもウィルスの実態が知られているのはヒトや家畜に関するウイルスだけ。海洋に絞っただけでもウイルスは10の31乗個も存在されると言われている。まさに天文学的な量のウイルスが存在しているにも関わらず、これらに関する研究は始まったばかりである。
        (『ウイルスと地球生命』山内一也 / 岩波書店 2012/04出版)

 

さて、ウイルスとはとの問題意識をもって検索していたら、2年前に書かれた記事があった。
朝日新聞「GLOBE+」の特集記事を見てほしい。わかりやすい。

ウイルスとは何か、細菌と何が違うのか 知っておきたい基礎知識:朝日新聞GLOBE+

新型コロナウイルス、見えてきたことと分かっていないこと:朝日新聞GLOBE+

ウイルス使って病気を治す ロシアに残る冷戦の置き土産、いま世界で注目:朝日新聞GLOBE+

 

ウィルス、絶滅できないもの。
いかに共存するのか。
人の知恵が試されれる。
人類の英知を発揮して、うまいことつきあわないと!!!!

 

 

 

 

 

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