社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

読書

(260) 「愛されなくても別に」(武田綾乃作 講談社文庫) 空気とか社会とかが 謝れって言ったって、それを無視していい

ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 映画「リズと青い鳥」つながりで、読んだ。武田綾乃作品。 作品紹介・あらすじ時間も金も、家族も友人も贅沢品だ。 「響け! ユーフォニアム」シリーズ著者が、息詰まる「現代」に風穴を開ける会心作! 遊ぶ時間?…

(255) 「五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後」(三浦英之著) 視野が広がった

ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 「五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後」を読んだ。三浦英之の作品だからというのが手に取るきっかけだ。 ブグログの作品紹介・あらすじ日中戦争の最中、旧満州(現・中国東北部)に存在した最高学府「満州建国大…

(254) 「でんでら国」(平谷美樹著) 権力者と生活者の知恵比べが面白い

ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 「でんでら国」上と下 を読んだ。 ブクログの作品紹介・あらすじ姥捨山のその奥に老人達の桃源郷があった 時は幕末、陸奥国の八戸藩と南部藩に挟まれた二万石の小さな国、外館藩西根通大平村が舞台。大平村には、6…

(237) 対話と共感 『三酔人経綸問答』を読んで

ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 人の意見に耳を傾けることができるだろうか。違いを違いとして認めて、お互いに分かり合えることができるだろうか。アメリカとの関係で、中国に対して、あるいは、韓国に、疑心暗鬼を生ずることなく、虚心坦懐に向…

(234) 日本神話について

ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 日本神話に興味をもった。 私自身は無神論者のつもり。三社神社に初詣に行ったけれど…… 親とかの葬式は浄土真宗西本願寺派にお世話になってきた。親鸞には親近感がある。あまり深く考えないが、他力本願がいい。 …

(210) 「高倉健、その愛。」(小田貴月著)を読んだ。 激せず、躁がず、競わず、随わず、そして、驕らず……

ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 1879年 横浜の商人は、この日、貿易促進のために横浜正銀(しょうぎん)銀行を設立したいと大蔵省に願い出た。 当時、居留地貿易だったため、貿易の主導権は完全に外国人が握っており、日本人の商人は外国商社の横…

(155) 頭をリセット! 推理小説

ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 1858年 大西洋横断海底電信が成功。 1851年、最初の試みとしてイギリスとフランスの間が海底電線に結ばれた後に実現。 イギリスのヴィクトリア女王とアメリカ大統領ブキャナンは電信でメッセージを 交換したという…

(127) 再び、日本の階層について考える

ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 『アンダークラス2030 置き去りにされる「氷河期世代」』(橋本健二著)を読んだ。 アンダークラス2030 置き去りにされる「氷河期世代」 作者:橋本健二 毎日新聞出版 Amazon アンダークラス2030 [ 橋本健二 ]価…

(84) ” フェミニズムは、性差別をなくし、性差別的な搾取や抑圧をなくす運動 ” (ベル・フックス)

「フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学」(ベル・フックス etc.books)を読んだ。 フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学 作者:ベル・フックス エトセトラブックス Amazon 楽天ブックス: フェミニズムはみんなのもの - 情熱の政治学 - ベル・フックス…

(57) 津波てんでんこ

「3.11気仙沼 公民館に取り残された446人 救出」(猪瀬直樹)を読んだ。被災者の証言をもとに書かれたもの。最初から最後まで、涙だ。本当に涙腺が緩くなってしまった。 気仙沼という町、海外に開かれた魅力的なところ。この本を通じて初めて知った。 救出 …

(40)推理小説、ボケ防止だ。

推理小説を読んでみたいと思った。人の名前を覚えるのが苦手だったので、推理小説はハードルが高い。年を重ねたら短期記憶がおぼつかなくなってきて、1ページ前に読んだ探偵や容疑者らしき人の名前を覚えていないことがざら。そこで、前に戻って読み返すこと…

(29)気になってしかたがない「戦争プロパガンダ10の法則」

共同通信の全国世論調査(昨年12月17日、18日)によると、【敵基地攻撃能力の保有】の賛成50.3%、反対42.6と 賛成が上回った。 2023年、明るい年になるのか、すっきりしない。 正直言って怖い。ギスギスしている風潮を感じてしまう。まだまだ 【敵基地攻撃…

(27)「世界を平和にするためのささやかな提案 (14歳の世渡り術)」 今でも新しい!! 

8年前(2015年)に、 いわゆる「平和安全法制整備法」と「 国際平和支援法」が国会にて可決され、集団的自衛権の行使を容認する方向へと転換した。戦争できる国へと急旋回した。 安保法案に反対する国会前デモ(2015年8月)この本は、そのような状況の中で、発刊…

新自由主義からの転換は? 脱成長で <コモン>の再生!!

新しい資本主義、そんなもの可能なのか。期待を寄せてもいいものなのか。岸田政権の「十八番」の方針。1年数か月たっても現実感がない。出てきたのは、軍需産業や原発関連企業へのテコ入れでしかない。半信半疑。それ以上に失望。 絶望からは何も生まれない…