私がなじみのある「カチューシャ」は
春の歌。恋心。りんご。優しい歌との印象が強い。
でも、ロシアでは軍歌とのことだ。戦いで兵士を鼓舞したという。今も……
「 (略) 第二次世界大戦で最も多くの戦死者を出したのはソ連で、2000万人を優に超えるとされる。そのうちの700万人以上が一般の市民で、首都レニングラード(現サンクトペテルブルク)やスターリングラード(現ボルゴグラード)は、数年にわたってドイツ軍に包囲をされ、どちらも100万人を超える死者を出したといわれている。
ちなみに第二次世界大戦で、旧ソ連に次いで死者が多いのは中国で1000万人(うち軍人130万人)、3位がドイツで510万人(うち軍人・軍属280万人、市民230万人)、4位が日本で300万人(うち軍人・軍属280万人、市民80万人)である。一方、真珠湾攻撃以外では自国が攻撃されなかったアメリカの死者は軍人29万人2千人にすぎない。
ロシアの人々は、これほどの犠牲者を出し辛酸をなめながらも、大半はスターリン指導部に疑念をいだくことはなかった。それどころか、こぞって「カチューシャ」をうたい、「早く戦争に勝って故郷に帰ろう」という楽観的なメッセージを最後まで信じながら、わずか4年で2000万人を超える人々が命を落としたのである。 (略) 」
(朝日新聞 論座
『「カチューシャ」はウクライナ問題を読み解くリトマス試験紙である』から)
一方、独ソ戦の一方の当事者 ドイツ。その軍歌は
歌の力は、すごいと正直思った。怖いと思うところも