社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(89) 「幸せなひとりぼっち」鑑賞

 

 



 

アマゾンプライムビデオで「幸せのひとりぼっち」を鑑賞。
トムハンクス主演のリメイク版「オットーという男」が公開されているのに刺激を受けてみようと思った。

映画.COMから

孤独な老人が隣人一家との触れあいを通して再生していく姿を描いたスウェーデン発のヒューマンドラマ。世界的ベストセラーとなったフレドリック・バックマンの同名小説を映画化し、スウェーデンで大ヒットを記録した。
愛する妻に先立たれ、悲しみに暮れる孤独な毎日を送っていた老人オーベ。そんなある日、隣の家にパルバネ一家が引っ越してくる。車のバック駐車や病院への送迎、娘たちの子守など、何かと問題を持ち込んでくるパルバネたちにうんざりするオーベだったが、次第に彼らに心を開くようになり、やがて妻との思い出を語りはじめる。
「アフター・ウェディング」のロルフ・ラスゴードが主人公オーベを好演。スウェーデンアカデミー賞と言われるゴールデンビートル賞で主演男優賞と観客賞をダブル受賞した。

2015年製作/116分/スウェーデン
原題:En man som heter Ove
配給:アンプラグド

 

www.youtube.com

スウェーデン映画に触れる機会は少ないので興味津々。
意固地な爺さんが主人公。年とっても元気なのがいい。今の姿が、人生の紆余曲折に裏打ちされたものであることが丁寧に描かれている。
世話好きなのは元気な証拠。地域にはこんな「憎まれ者」が必要だ。
イランからの移民家族にやさしいし、ゲイの若者に対しても包容力がある。親友の苦境にも骨身を惜しまなず支援する。
そして、地域のきずながパートナーに先立たれた孤独の老人をさらに元気にしていく。



猫が癒し。主人公は猫にも優しい。








主人公オーベとパートナーソーニャの若い時代がいい。
スウェーデン俳優のフィリップ・バーグとアイダ・エングヴォル。

         ( 上記二つの図  ウィキペデアより拝借 )


スウェーデンへの愛が感じられる。
オーヴェの愛車はサーブ。オーヴェの友人ルネの愛車はボルボ
モデルチェンジの度に買い替える二人。
微笑ましい競争心。ある日、ルネはBMW(ドイツの自動車メーカー) を購入し、決定的に決裂する。



ボルボは、1999年にフォードに買収され、さらに、となる。更に、2010年8月 に「浙江吉利控股集団」が筆頭株主となり、その支配下に。
サーブは、2017年にブランドが消滅。

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スウェーデン車の特徴とは?
極寒の国 スウェーデン
スウェーデンは、北欧の国です。
かなり北に位置しますので非常に寒く、極寒といっても過言ではありません。

そんなお国柄のスウェーデン車の特徴は、
①故障が少なく、丈夫である
②雪道などラフロードで走れる
ということです。

(略)

 


最後のほうで、みんなが力を合わせて、” 白シャツ ”・小役人 の奴らをギャフンといわせる。スカッとするシーンだ。



 

涙が自然に出てきた。しかも、憎々しいけれど、笑える爺さんだ。
首吊り、列車への身投げ、車内での中毒、銃、など 死のうとする度に、過去の回想シーンが映し出されて、しかも周りに邪魔されてなかなか死ねない。主人公の現在と過去がオーバーラップし、いろいろ考えさせられた。
コミカルやし、ヒューマンな映画。
トムハンクスのリメイク版もぜひ観たいと思った。
この映画の評価 90点



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