社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(113) 5月20日「TAR ター」鑑賞

 

 

 

 

 

 

 

 

半ドンの仕事を終わり、なんばパークスシネマで13時40分からの部を鑑賞。
6分ぐらいの入り、どっちかというと年配の人が多かった。

 

映画.COMから

イン・ザ・ベッドルーム」「リトル・チルドレン」のトッド・フィールド監督が16年ぶりに手がけた長編作品で、ケイト・ブランシェットを主演に、天才的な才能を持った女性指揮者の苦悩を描いたドラマ。

ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命されたリディア・ター。天才的能力とたぐいまれなプロデュース力で、その地位を築いた彼女だったが、いまはマーラー交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんなある時、かつて彼女が指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは追い詰められていく。

アビエイター」「ブルージャスミン」でアカデミー賞を2度受賞しているケイト・ブランシェットが主人公リディア・ターを熱演。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、ブランシェットが「アイム・ノット・ゼア」に続き自身2度目のポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。また、第80回ゴールデングローブ賞でも主演女優賞(ドラマ部門)を受賞し、ブランシェットにとってはゴールデングローブ賞通算4度目の受賞となった第95回アカデミー賞では作品、監督、脚本、主演女優ほか計6部門でノミネート。

2022年製作/158分/G/アメリ
原題:Tar
配給:ギャガ



 

 

www.youtube.com

 

普段は接することないクラシックへの入り口になるのであろうか。

www.youtube.com

 


●『TAR/ター』の日本公開に合わせ、映画の核となる音楽制作の過程を捉えたコンセプト・アルバムがドイツ・グラモフォンからリリースされた。
●作曲家/指揮者リディア・ターのストーリーを描く映画『TAR/ター』は、第95回アカデミー賞にて作品賞・監督賞・主演女優賞など、6部門にノミネートされている。
●アルバムには、エルガーのチェロ協奏曲やマーラー交響曲第5番から、アイスランドの作曲家ヒドゥル・グドナドッティルの新作まで、幅広いトラックリストを収録。実際のレコーディング風景、リハーサルの様子、映画の登場人物が聴く音楽、そしてリディアが取り組んでいる音楽の完成版を組み合わせたもので、監督フィールドが言う「クラシック音楽制作に関わる仕事の複雑さ」を、リスナーに体験させることによって映画を補完するものになっている。。
www.universal-music.co.jp


曲目

SHM-CD
1.グドナドッティル:ペトラのために(ヴォーカル・バージョン)

2.グドナドッティル:モルタル

視聴
3.グドナドッティルによる前置き

4.グドナドッティル:ペトラのために(レコーディング・セッション)

5.グドナドッティルの感想

6-8.グドナドッティル:《ター》

9-10.マーラー交響曲 第5番 嬰ハ短調(抜粋/ホールのリハーサル場面より)

11.レイチェル・スミス、ナタリー・マレイ・ビール、ソフィー・カウアーによる前置き(レコーディング・セッション)

12.エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85 第4楽章:Allegro(抜粋/レコーディング・セッション)

13.レイチェル・スミス、ナタリー・マレイ・ビール、ソフィー・カウアー、トッド・フィールドによるコメント(レコーディング・セッション)

14.エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85 第4楽章:Allegro(レコーディング・セッション)

15.レイチェル・スミス、ナタリー・マレイ・ビールによる拍手(レコーディング・セッション)

16.エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85 第1楽章:Adagio - Moderato(抜粋/レコーディング・セッション)

17.バーク/ヒューゼン:ヒアーズ・ザット・レイニー・デイ

18.J.S.バッハ:プレリュード 第1番 ハ長調 BWV846(平均律クラヴィーア曲集第1巻から)(抜粋/音楽院の授業場面より)

19.リディア・ターのフィールド・レコーディング

20.フェルナンデス:クーラ・メンテ

 

 

冒頭の対談場面。会場は静まり返り、リディアとインタビュアーのやり取りが続く。
私は音楽の素養がないので、意味不明。難しい。


「バッハは子供20人」との事実も知らなかった。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団における女性初の首席指揮者、その位置や重圧についても考えが及ばない。
でも、解らないなりに、サスペンスや心霊現象やホラー要素まである人間ドラマ、スリリングに見ることができた。


なんといっても、オーケストラの練習シーンはインパクト大。これだけでも 観て得した気分だ。クラシックを身近なものに感じた。

 

 

 

首席指揮者としての苦悩。

 

周りに名優が。

 


頂点からの転落は一瞬。ハラスメント、性的虐待が暴露されて。
「J ・ K ・ T」がマスコミの的になっているので、どこでも、どんな時代でも、同じことがあるのだと思い知らされた。ジェンダー、人権が守られる社会の実現って大変。

でも、女性指揮者は再出発する。アジアから、ベトナムであろうか。



再出発の演奏の場は、観客は全員がコスプレしたゲームコミュニティ(モンスターハンター)の集団。意味するところが理解できない。でも、再出発したことがわかって安堵感。

 

 

 

 

 

158分の映画、長くは感じなかった。
練習風景が心に突き刺さった。緊張感、半端でない。
評価は、いろいろ悩んだが、評価不能との結論。点をつけることができない。

 

 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村