社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(174) 「こんにちは、母さん」鑑賞

 

 

 

 

 

 

 

                                     


 1959年

 フランス大統領ドゴールは、1959年9月16日に、アルジェリアの自決権を認める
 声明を出した。64年前。
 アルジェリアでは、1954年から民族解放戦線が独立闘争を始めた。
 北アフリカアルジェリアは、1830年以来、フランス領であった。
 第二次世界大戦後に独立運動が激化し、1954年に民族解放戦線が結成され
 武装闘争がはじまった。 

  
   映画「アルジェの戦い」から
 

 アルジェリアは1962年7月、独立を達成する。アルジェリア民主人民共和国
 樹立された。アルジェリア戦争とその独立は、アフリカ諸国の独立運動
 呼び起こし、1960年10月までに17の国の独立するアフリカの年をもたらした。

                                     
              岩波ジュニア新書「カレンダー世界史」(柴田三千雄編著)   
 

 

 

半ドンの仕事を終わって、大阪ステーションシネマで13時10分からの部を鑑賞。6割ぐらい、客席は埋まっていた。ほとんどシニア世代。


映画.COMから

山田洋次監督が吉永小百合を主演に迎え、現代の東京・下町に生きる家族が織りなす人間模様を描いた人情ドラマ。同じく山田監督と吉永主演の「母べえ」「母と暮らせば」に続く「母」3部作の3作目にあたり、劇作家・永井愛の戯曲「こんにちは、母さん」を映画化した。

大会社の人事部長である神崎昭夫は、職場では常に神経をすり減らし、家では妻との離婚問題や大学生の娘との関係に頭を抱える日々を送っていた。そんなある日、母・福江が暮らす下町の実家を久々に訪れた彼は、母の様子が変化していることに気づく。いつも割烹着を着ていた母は艶やかなファッションに身を包み、恋愛までしている様子。実家にも自分の居場所がなく戸惑う昭夫だったが、下町の住民たちの温かさや今までとは違う母との出会いを通し、自分が見失っていたものに気づいていく。

母・福江を吉永、息子・昭夫を大泉洋が演じ、永野芽郁寺尾聰宮藤官九郎田中泯、YOUが共演。

2023年製作/110分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2023年9月1日

 

www.youtube.com

 

映画『こんにちは、母さん』公式サイト|

 

母・福江を演じる吉永小百合、若々しい。1945年生まれというからもう78才。とてもその年には見えない。

 

 

 

老いらくの恋の行方は?! 「待ちます」覚悟の神崎福江は昭和の女性、ときめきを隠さない福江は現代的。

時代設定はいつだろう。息子・神崎昭夫(大泉洋演じる)のせりふに「非正規・派遣」とか出てくるので、ここ最近ということなんだろう。

足袋屋を営む下町の家屋。懐かしい。趣きがある。

 

 

大泉洋はさすが。無難にこなし、本当に器用だ。才能だ。
YOUは自然体。宮藤官九郎、面白い。田中泯、存在感。

 


神崎舞を演じる永野芽郁、やっぱり綺麗でかわいい。

 

何度も、何度も、スイッチが入ったようで、笑い声が漏れていた。
私は、スイッチが入らなかったが……、鈍感なので?

松竹、山田洋次監督作品、吉永小百合、もうこれだけで映画は安定だ。
老若男女、家族と、友人と、そして一人でも、誰もが安心して見られる。リストラという大企業の横暴やホームレス、東京大空襲の記憶もスクリーンに映し出して、社会の問題もサラッと描く、でもあくまで人情噺だ。

 

 




感情移入して、泣いてしまった場面もあった。
でも、新鮮な感じがなかった。心に突き刺さるものがなかった。
私の評価は70点。

 

 

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