社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(293) 「あまろっく」鑑賞

 

 

 

 

 

 

 

兵庫先行公開、MOVIXあまがさきで鑑賞。この映画館は初めて。9時30分からの部を鑑賞。ほぼ満席。どちらかというと年輩の方が多いけれど、若い人もしっかり。

  

 

  


「つるべぇ」が立っている、一瞬びっくり。
尼崎の応援の熱気を感じた。



映画.COMから

通称「尼ロック」と呼ばれる「尼崎閘門(こうもん)」によって水害から守られている兵庫県尼崎市を舞台に、年齢も価値観もバラバラな家族が、さまざまな現実に立ち向かうなかで次第にひとつになっていく姿を描いた人生喜劇。

理不尽なリストラにより尼崎の実家に戻ってきた39歳の近松優子は、定職に就くことなくニートのような毎日を送っていた。ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が信条の能天気な父が再婚相手として20歳の早希を連れてくる。ごく平凡な家族だんらんを夢見る早希と、自分より年下の母の登場に戸惑いを見せる優子。ちぐはぐな2人の共同生活はまったく噛み合うことがなかったが、ある悲劇が近松家を襲ったことをきっかけに、優子は家族の本当の姿に気づいていく。

優子役を江口のりこ、早希役を中条あやみがそれぞれ務め、「尼ロック」のごとく家族を守る存在であり自由でロックな生き方をしている父を、笑福亭鶴瓶が演じた。監督は「よしもと新喜劇映画 女子高生探偵 あいちゃん」の中村和宏 。

2024年製作/119分/G/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2024年4月19日

 

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「尼ロック」について

                        

 
                   に聞いた。



尼崎閘門(あまがさきこうもん)(尼ロック)は、兵庫県尼崎市臨海部の運河および河川と尼崎港を隔てる閘門で、別名「尼ロック」とも呼ばれています¹. 正式名称は尼崎閘門です。

この閘門は、尼崎市の治水・高潮対策と臨海部の船舶利用を両立させる目的で設置されました¹. なお、本稿では、閘門建設に関連する臨海部の防潮堤についても併せて述べることとします。

以下に尼ロックの詳細をご説明します:

1. 歴史と建設までの経緯:
尼崎市は臨海部において明治後半から工業化が進み、運河等による物流が盛んになりました。しかし、工場による地下水の汲み上げが続けられた結果、地盤沈下が発生し、市内の約1/3が海面よりも低い「ゼロメートル地帯」となりました。
・1950年代には台風や高潮による浸水被害を受けるようになり、防潮堤の建設が計画されました。尼ロックは、パナマ運河方式を採用して、運河の物流機能を維持しつつ、高潮や洪水等の浸水被害から地域を守る役割を果たすことができるようになりました².

2. 閘門の特徴:
・尼ロックは、前後の門扉(セクターゲート)を開閉することで水位の差を調節し、船舶の通過を可能にする船のエレベーターです。パナマ運河方式を国内で初めて採用しています.
・閘室の大きさは、幅17m×長さ90mで、500総トンクラスまでの船舶が通行できます.
・扇形の門扉は、開扉時に中央の隙間からの水流と、門扉の円弧沿いの水流が閘室の中央で打ち消し合う構造となっており、船舶への波の影響を抑えています.

3. 集中コントロールセンター:
・24時間365日、閘門全体を見渡せるコントロールセンターにおいて監視業務を行い、船舶の通過を確保しています。
・集中コントロールセンターには展望デッキもあり、見学が可能です(所要時間は約1時間程度)³.

尼ロックは、尼崎市の重要なインフラであり、治水と物流の両面で大きな役割を果たしています。⁴.

(1) 尼崎閘門 ・Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BC%E5%B4%8E%E9%96%98%E9%96%80.
(2) 尼崎閘門(尼ロック) ­| 国土交­通省 神戸­運輸監理部­ .... https://wwwtb.mlit.go.jp/kobe/kengakudemae/01kengaku/amalock.html.
(3) 尼ロック | あまがさき観光局【公式】. https://kansai-tourism-amagasaki.jp/amagasaki-locationnavi/ama_lock/list/amalock.
(4) 尼崎閘門とは ・わかりやすく解説 Weblio辞書. https://www.weblio.jp/content/%e5%b0%bc%e5%b4%8e%e9%96%98%e9%96%80.
(5) ja.wikipedia.org. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BC%E5%B4%8E%E9%96%98%E9%96%80.

 

 

「尼ロック」が地域を支え、守ってきたように、笑福亭鶴瓶演じる近松竜太郎は家族を守ってきた。破天荒に生きた。

 

  

 

町の人情が厚い。何年か住んだことがある尼崎。懐かしい。
おぼえのある場所、風景などがスクリーンに映し出されて、きっと多くの人がこの映画を身近のものに感じたに違いない。

 



  

 


不器用で協調性のない、インテリ女性・近松優子を江口のりこが演じる。こびない実力のある女優。
近松竜太郎の再婚相手・早希役の中条あやみ、一途でかわいらしい。底抜けに明るい。

    

 


若きの日の竜太郎と亡き愛子夫婦。

 

  

 

優子の幼馴染・屋台たいちの大将役の駿河太郎や優子の伴侶となる中村大樹ら周りのキャストが豪華だ。

 


次々に襲う不幸、いったん、ハッピーな展開になったと思ったら、災いが、ストーリーに緊張感がある。1995年1月の阪神淡路大震災シーンも映される。竜太郎は「尼ロック」の本領を発揮する。
結末がどうなるのだろうか。

 

 

映画『あまろっく』公式サイト

 

                                     

 

1973年生まれ、尼崎市出身。
2018年、『女子高生探偵あいちゃん』で映画初監督、『酔うと化け物になる父がつらい』('20)ではチーフプロデューサーを務める。主なドラマの監督作品として、MBSドラマでは『ホームルーム』『メモリーオブラブ』『家族善哉』『京都へおこしやす』、KTVドラマでは『望月』、『彼女を待ちながら』などがある。

 

 

 

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地域に根差した、しかも、普遍性のある懐が深い映画。
ズッーと泣いていた。涙が止まらない。
こんな家族、なかなかないのではないだろうか。古くて新しい家族。
優子の選択(「私も『尼ロック』になる」)が周りの生きざまを変えていく。生活者の匂いが最後まで貫かれるのが心地いい。
私の評価95点。
是非、是非、多くの方に観てほしいと思った。

 

 

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