昨日(3月16日)半ドンの仕事を終わって、T・ジョイ梅田にて14時20分からの部を鑑賞。観客は30人ぐらい。
映画.COMから
「メッセージ」「ブレードランナー2049」のドゥニ・ビルヌーブ監督がフランク・ハーバートのSF小説を映画化し、第94回アカデミー賞で6部門に輝いたSFアドベンチャー大作「DUNE デューン 砂の惑星」の続編。
その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、ついに反撃の狼煙を上げる。砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。
ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソンら前作のキャストに加え、「エルヴィス」のオースティン・バトラー、「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のレア・セドゥが新たに参加。
2024年製作/166分/G/アメリカ
原題:Dune: Part Two
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2024年3月15日
映画の世界観は、サウンド・曲が支えている。異世界、荘厳、使命感、……
「PART1」 をアマゾンプライムで観てからのぞんだ。
ワクワクして、期待感で一杯だった。
砂の惑星は新鮮だ。10190年の惑星アラキスが舞台。
惑星ワキラスのスパイスをめぐる「皇帝」、「ハルコンネン家」、「アトレイデス家」の争奪戦。惑星ワキラスの先住民がこれに抗う。
特殊能力をもつ女性たちによる修道会がストーリーのカギを握る。「クウィサッツ・ハデラック」と呼ばれる救世主を誕生させるため、数世紀にわたり交配計画を行ってきたという。
アトレイデス家の後継者ポールはどのようにして予知能力を得ることができたのか。惑星ワキラスの先住民の救世主となるのは宿命だろうか。
ハルコンネン家の旗、デザインは全く違うが、ナチスのハーケンクロイツを想起させた。個人的感想。
「砂虫」の映像、独創的で迫力満点だ。
「砂虫」を制御するシーン、スピード感がある過酷なスポーツ競技のようだ。
今作のヴィラン、ハルコンネン男爵の甥をオースティン・バトラーが演じる。狂気そのもの、本当に強そう。
アトレイデス家の後継者ポールが、ハルコンネン家を打倒し、皇帝をも跪かせた時に、戦争が終わるのかと思いきや、むしろ、新たな戦争の始まりであった。
現在・現実の世界を見ているかのようだ。核の保有を誇り、核による恫喝をする。おぞましいと思う。
私は、チャニが愛に苦悩し、ポールを諫める姿に人類の良心をみるし、希望を託したいと願う。
ロケ地について
ハンガリー・ブダペストのオリゴ・フィルム・スタジオで撮影セットが組まれたという。ロケは、ハンガリーそしてヨルダン、アブダビ、ノルウェーで行われたという。可能な限りCG撮影を使用しないというのがドゥニ・ビルヌーブ監督のこだわりだそうだ。
ヨルダンのワディ・ラム砂漠
3時間弱の作品、心地よい緊迫感に包まれる。戦闘シーンもそんなにもストレスでない。アトレイデス家の後継者ポールの血筋が気になるところ。母親が父の正妻でなかったのはなぜか。「交配計画」とかかわりがあることは推察できるところだが……
次作に今から期待が高まる。
PART1 に引き続いて、新鮮な感覚だ。惑星総体を巻き込む戦争の予兆。
アトレイデス家の後継者ポールの恋人・チャニの今後が気になる。
映画館で見るべき映画。観てほしいと思う。
評価 90点。