社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(337) 「朽ちない桜」鑑賞

 

 

 

 

 

 

 

半ドンの仕事を終わって、梅田東宝で13時50分からの部を鑑賞。こじんまりの会場は観客で一杯だった。


映画.COMから

孤狼の血」シリーズの柚月裕子による警察ミステリー小説を杉咲花の主演で映画化。杉咲演じる県警の広報職員が、親友の変死事件の謎を独自に調査する中で、事件の真相と公安警察の存在に迫っていくサスペンスミステリー。

たび重なるストーカー被害を受けていた愛知県平井市在住の女子大生が、神社の長男に殺害された。女子大生からの被害届の受理を先延ばしにした警察が、その間に慰安旅行に行っていたことが地元新聞のスクープ記事で明らかになる。県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が記事にしたと疑うが、身の潔白を証明しようとした千佳は一週間後に変死体で発見される。後悔の念に突き動かされた泉は、捜査する立場にないにもかかわらず、千佳を殺した犯人を自らの手で捕まえることを誓うが……。

泉役を杉咲が演じるほか、安田顕萩原利久豊原功補らが顔をそろえる。監督は「帰ってきた あぶない刑事」の監督に抜てきされた原廣利。

2024年製作/119分/G/日本
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
劇場公開日:2024年6月21日

 

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挿入歌など音楽が印象的。

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すべての真相究明は観る人の想像力に預けられている感じ。
公安警察の闇は必要悪なのであろうか。いろいろ考えさせられる。

最近の杉咲花の作品は、観てはずれがない。「市子」、TVドラマ「アンメット」、……然り。親友の変死事件を追求し、真相に迫る。

そして、安田顕の存在感、半端ない。杉咲の上司であり、元公安。

 












桜がきれい。
一方、「朽ちない桜」は醜悪ということであろうか。



杉咲花のバディー・萩原利久、芯があって透明感のある演技をさらりと。好感が持てた。

 

  

   




この映画のキーマンは、なんといっても杉咲花の上司・安田顕だ。彼は何者であろう。

  


ベテラン刑事役豊原功補も たたずまいが格好いい。




消化不良のところが正直たくさん。
でも、ミステリーでサスペンス。緊張感がある展開だった。



 朽ちないサクラ  オフィシャルサイト  

 

 

 

 




世の中の必要悪に対して、容認せず真っすぐな森口泉(杉咲花)や警察官・磯川俊一(萩原利久)がまばゆい。肩ひじ張らず、自然体な感じがいい。
オウム真理教の無差別殺人事件を想い起させる映画でもあった。もう30年が経過しようとしている。
いろいろなことを刺激する映画だった。私の評価は 90点。

 

 

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