昨日(6月1日)、半ドンの仕事を終わり大阪ステーションシネマで14時30分からの部を鑑賞。大きな会場で満杯。あらゆる年代の方がこられていた。
映画.COMから
2015年に公開され、日本でも熱狂的なファンを生んだジョージ・ミラー監督のノンストップカーアクション「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。同作に登場した女戦士フュリオサの若き日の物語を描く。
世界の崩壊から45年。暴君ディメンタス将軍の率いるバイカー軍団の手に落ち、故郷や家族、すべてを奪われたフュリオサは、ディメンタス将軍と鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが土地の覇権を争う、狂気に満ちた世界と対峙することになる。狂ったものだけが生き残れる過酷な世界で、フュリオサは復讐のため、そして故郷に帰るため、人生を懸けて修羅の道を歩む。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ではシャーリーズ・セロンが演じ、強烈な存在感とカリスマ性で人気を博した女戦士フュリオサを、今作では「クイーンズ・ギャンビット」「ラストナイト・イン・ソーホー」などで人気のアニヤ・テイラー=ジョイが新たに演じた。ディメンタス将軍役で「アベンジャーズ」「タイラー・レイク」シリーズのクリス・ヘムズワースが共演。1979年公開の第1作「マッドマックス」から「マッドマックス 怒りのデス・ロード」まで一貫してメガホンをとっている、シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが、今作でも監督・脚本を務めた。
2024年製作/148分/PG12/アメリカ
原題:Furiosa: A Mad Max Saga
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2024年5月31日
「マッドマックス」シリーズのスピンオフ (外伝) 作品。「マッドマックス 怒りのデスロード」登場の女戦士フュリオサの前日譚。
「マッドマックス 怒りのデスロード」に大いに感動した記憶があったので期待値大。
暴君ディメンタス将軍の率いるバイカー軍団 × 要塞を牛耳るイモータン・ジョー
ここに、女戦士フュリオサが挑む。唯一の味方がジョーの警備隊長ジャック。
アクションシーンの連続、凝っている。バイクや改造車、大型タンク車などアナグロな感じが残っているのがとっつきやすい。
女戦士フュリオサ、ほとんど言葉を発しない。かっこいい。
この作品、母の敵討ち。ディメンタス将軍に対決する。
鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーの力は巨大。
提供された8つのGIF(Graphics Interchange Format )から四つ。迫力ある。
拠点「ガスタウン」で、その支配者がメモの絵を見ながら壁を装飾していた。
何の絵だろうと関心を持った。
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスが描いた『ヒュラスとニンフたち』(1896年作品)とのこと。
『マッドマックス:フュリオサ』に登場する「ある絵画」は何を意味しているのか? ギリシア神話と「ファム・ファタル」から考察する|Tokyo Art Beat から引用
『……この作品はギリシア神話の一場面を描いたものだ。左手にいる紺色の布を纏った男性がヒュラス(ヒュラース)で、それを取り囲む裸の女たちは水辺に住むニンフ(ニュンペー、精霊)だ。ヒュラスは水を汲むためにひとり森に入ったのだが、その姿を見たニンフたちがヒュラスの美しさに魅了され、彼を誘惑して水の中に引きずり込もうとしている。この後、ヒュラスは水底へと連れ去られてしまい、二度と帰ってこなかった。
ヒュラスはもともと非道な王テイオダマースの息子だったが、英雄ヘラクレスがその父親を殺し、ヘラクレスによって育てられた。小姓であり愛人のような存在としてヘラクレスにつき従い、アルゴー船の旅に同行した美少年だったとされる。彼がニンフに連れ去られ姿を消したのは、この旅の道中であった。
こうした筋書きを見ると、『マッドマックス:フュリオサ』における、少女時代のフュリオサの悲劇的なストーリーが重なるのではないだろうか。フュリオサは母親をディメンタスによって無惨に殺される。しかしその後ディメンタスは不思議とフュリオサのことを気遣い、特別な愛着を見せ、「娘」だとすら紹介する。しかしその関係は長く続かず、イモータン・ジョーに未来の花嫁候補として奪われてしまうのだった。
自分の親を殺した者からの愛情と、別の者による略奪。フュリオサ―ディメンタス―イモータン・ジョーの関係の始まりは、まさにヒュラス―ヘラクレス―ニンフをなぞるようだ。…… 』
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスとは
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス - Wikipedia
2時間半近い作品、全然長く感じなかった。ただ期待値が大きすぎたのかもしれない。
女戦士フュリオサの目指すものが何か、私には不明。
女戦士フュリオサと警備隊長ジャックのバディ感はいいなと思った。
私の評価 80点。