社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(278) 高級クッキー贈答 公職選挙法違反ではないだろうか!? 和歌山選出の世耕弘成参議院議員

 

 

 

 

 

参議院政治倫理審査会が行われた。参議院の政倫審開催は初めてのこと。
世耕弘成参院幹事長、西田昌司参院議員、橋本聖子元五輪相の審査が行われた。
ラジオ中継を聞いた。ひどかったのは、世耕議員の返答。
近畿大学の理事長とのことだから、教育者のはしくれのはずだが、詭弁を弄すとは彼のことを言うのだろう。この方も2世議員

 

www.tokyo-np.co.jp

高級クッキー贈答疑惑 
「意味が分からない」世耕弘成氏の言い訳 
上脇博之教授は「外形的には公選法違反」とも


2024年3月11日 17時30分

自民党安倍派の「5人衆」の一人で前参院幹事長の世耕弘成(せこう・ひろしげ)氏の政治団体が、派閥からキックバック(還流)されたパーティー券収入で「贈答品」を購入していた問題が波紋を広げている。
派閥から還流されたカネの支出先にたびたび登場する老舗洋菓子店の高級クッキーを、地元支援者に贈っていた。世耕氏は「会食費の一部負担」と違法性を否定するが、法律で禁じる有権者への寄付に当たらないのか。

自民党派閥の裏金づくり発覚のきっかけとなる刑事告発をした、神戸学院大の上脇博之(ひろし)教授に聞いてみた。
(佐藤裕介、加藤豊大)

◆上脇氏「疑惑さらに深まった」

「疑惑は、さらに深まった」
「クッキーを贈ったが、会食費の一部負担だから寄付には当たらない」という世耕氏の主張に、上脇氏は開口一番こう訴えた。
上脇氏が指摘する疑惑とは、世耕氏が高級クッキーを地元の有権者に贈っていたという問題だ。
この有権者の男性は、自身のブログで、2023年11月ごろに都内で世耕氏と会食。世耕氏と別れた後、銀座のクラブで「世耕さんからもらったクッキー缶」を振る舞い「ホステスのみんなからは今まで聞いたことのないような歓声」を受けたとつづり、「クッキー缶のおかげで今夜はヒーロー。世耕先生、ありがとう」と感謝していた。


  世耕氏から老舗洋菓子店のクッキー缶をもらったことをつづった地元支援者のブログ(一部画像処理)

 

この有権者の関係者によると、男性は世耕氏の選挙区の和歌山市在住という。世耕氏の政治団体献金しており、有力な支援者の一人だ。


◆「一見さんお断り」の贈答品、毎月購入

この老舗洋菓子店は、一見さんお断りの会員制で「今予約しても提供できるのは1年先」(店の担当者)という。この有権者に贈ったクッキーは、店の看板商品。それほど入手困難の人気店から、世耕氏の政治団体は2022年、毎月欠かさず商品を購入していた。
世耕氏の場合、派閥からの還流分は、2018年からの5年間で総額1542万円。裏金事件を受け、訂正した世耕氏の資金管理団体「紀成会」の収支報告書によると、還流分の主な使い道は「贈答品代」だった。
このうち、この老舗洋菓子店には、2021年と2022年で総額37万8000円分を支出していた。

 

所詮、残念なことだけれど、2年間で40万円近くの高級クッキーを買う感覚がわからない。違う世界の人なのだろう。
こんな人が政治家にはなってほしくない。


嘘つきは泥棒の始まり。

 

おさらいと頭の整理。備忘録。
裏金・脱税議員を一掃するまで忘れない。

 

朝日新聞の記事から

(いちからわかる!)
  政治資金パーティー、お金のルールは


2023年11月25日 5時00分



 ■20万円超(こ)えた場合だけ公表。寄付より縛(しば)りが甘い

 Q 政治資金パーティーとは。

 A 政治家などが政治資金を集めるために開く。集金の手段として法律で認められていて、パーティー券を売った収入から、会場費や提供する食べ物などの費用を差し引いた「利益」を得ることができる。ほかに、政治資金を集める手段としては「寄付」があるが、パーティーと寄付ではルールが異なる。


 Q どんな点が違(ちが)う?

 A ひとつが、政治資金収支報告書で公表しなければならないお金の範囲(はんい)だ。政治資金規正法は、寄付の場合、金額が年間5万円超(ちょう)の個人や企業(きぎょう)について、名前や住所、金額を収支報告書に記すよう定める。一方、パーティー券は、パーティー1回につき20万円を超(こ)えた場合に記すことになっているため「名前を知られず、寄付より高額を献金できる」ともいわれる。


 Q パーティーの方がルールが甘(あま)いのか。

 A 企業や団体から政治家個人の政治団体に寄付をすることは、癒着(ゆちゃく)につながる恐(おそ)れがあるとして禁じられている。だが、パーティー券にこの縛(しば)りはない。国の補助金を受けた法人や外国人、外国法人は寄付はできないルールだが、パーティー券購入(こうにゅう)についてはこうした制限もない。


 Q パーティーでどれくらいのお金が集まるのか。

 A 総務省が24日に公表した2022年分の政治資金パーティーの収入は全体で82億円。前年より34・5%多く、コロナ禍前の水準に戻った。これらの収入をめぐり、収支報告書の不記載などの規正法違反があった場合、5年以下の禁錮か100万円以下の罰金(ばっきん)といった罰則もある。


 Q 過去に問題は。

 A 事件化が相次いだ。22年12月には、自民党薗浦健太郎(そのうらけんたろう)前衆院議員(同月辞職)が、パーティー収入など4千万円超を記載(きさい)していなかったとして、規正法違反(いはん)の罪で裁判所から罰金100万円などの略式命令を受けた。21年には買った側が罪に問われたケースもあった。

            (谷瞳児、東郷隆)

 

・そもそも、自民党で「キックバック・裏金・脱税」システムを始めたのは誰だろうか
・そして、2022年安倍晋三元総理射殺事件以降に、「キックバック・裏金・脱税」システムを再開したのは誰なのか
・パーティ券収入を (記載漏れがあったと申告し) 政治活動収支報告書に記載し、それで高級クッキーを購入しようと、パーティー券収入は雑所得とならないのだろうか。


・あまりにも不公平、「上級国民」扱いが通用するのはおかしい。

 

東京新聞からふたつ、図を拝借

 

 

朝日新聞からいつつ、図を拝借

 

 

  

 

 

    

 

  

 

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