社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(137) タイの政治状況をきいてみた、AI に。

 

 

 

 

 

CHATGPT ではなくて、Perplexity を使ってみた。

https://www.perplexity.ai/


Perplexity は、「困惑」との意味だそうだ。

 

 

タイの政治状況について、以下の情報があります:

- タイ下院総選挙で、進歩的な政党である「前進党」が第1党となりました[1]。
- 前進党は現在、野党である「タイ貢献党」と連立政権を組むことで合意しています[1]。
- しかし、連立政権を組んでも、上院議員の投票を上回ることはできず、軍が制定した現行憲法により、上院議員らは次期首相を選ぶ投票に参加できるため、前進党が主導する政権には反対が予想されます[1]。
- タイの政治は長期にわたって行き詰まる可能性もあります[1]。

前進党は、タクシン派から分派した中小政党などが合流しており、若者に人気が高い政党です[2][5]。彼らは大胆な改革を行う意欲と覚悟を持っており、保守派との妥協を避ける姿勢を示しています[5]。

前進党の役割としては、進歩的な政策を提案し、タイの政治において新たな方向性を示すことが期待されています。彼らはタイの政治における対立軸や民主主義観の対立に加えて、王室と軍をめぐる評価の対立にも関与しています[4]。ただし、現行の政治状況や憲法の制約により、前進党が政権を実質的に握ることは困難とされています[1]。

タイの政治状況は複雑であり、今後の展開に注目が集まっています。

Citations:
[1] https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-65606240
[2] https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD303FY0Q3A430C2000000/
[3] https://www.thailandblog.nl/ja/opinie/enkele-gedachten-over-de-aanstaande-verkiezingen/
[4] https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Analysis/2020/ISQ202010_001.html
[5] https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/qa/2023/05/11/31545.html
[6] https://www.dlri.co.jp/report/macro/250684.html

 

 

 

前進党がタイの第一党になったことで、以下のような影響が考えられます:

1. 政治の変革の可能性:長年にわたって軍事政権が続いてきたタイにおいて、前進党の台頭は政治の流れを変える可能性があります[1]。進歩的な政党である前進党が第一党となったことで、タイの政治における対立軸や民主主義観の対立に新たな方向性をもたらすことが期待されます[4]。

2. 連立政権の形成:前進党は他の野党と連立政権を樹立するための協議を行っています[2]。連立政権の形成により、前進党は政策の実現に向けて他の政党と協力し、政治の主導権を握ることができる可能性があります。

3. 政権樹立の困難さ:しかし、タイの現行憲法により、上院議員の投票によって次期首相が選出されるため、前進党が主導する政権の実現は困難とされています[1]。軍が影響力を持つ上院には大きな発言権があり、政権樹立には上下院合計で過半数議席を確保する必要があります[1]。

4. 政治の不透明さ:タイの政治状況は複雑であり、次期政権の行方や政局の展開には不透明さが残っています[4]。政党間の協議や軍の影響力など、さまざまな要素が政治の動向に影響を与える可能性があります[5]。

前進党の第一党となったことは、タイの政治に大きな変化をもたらす可能性がありますが、現行の政治状況や憲法の制約により、政権を実質的に握ることは困難とされています。今後の政治の展開には注目が集まっています。

Citations:
[1] https://www.cnn.co.jp/world/35203785.html
[2] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230518/k10014071271000.html
[3] https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGS1543D0V10C23A5000000/
[4] https://www.dlri.co.jp/report/macro/250684.html
[5] https://www.resonabank.co.jp/kojin/market/kawase_seminar/pdf/20230703_01.pdf
[6] https://www.asahi.com/sp/articles/ASR5H6JJBR5HUHBI020.html

 

 

 

前進党が掲げる王室改革や軍改革について、以下の情報があります:

- 前進党は、王室改革や軍改革を公約として掲げています[1][6]。
- 王室改革については、前進党は王室の権限を制限することを提唱しており、王族の特権や王室財産の管理についても改革を求めています[1][6]。
- 一方、軍改革については、前進党は軍の政治的影響力を減らすことを目指しており、軍の予算削減や軍事裁判所の廃止などを提唱しています[1][6]。

ただし、前進党が掲げる王室改革や軍改革については、他の政党との協議が必要であり、連立政権を樹立するためには妥協が必要とされています[2][3]。また、タイの現行憲法により、上院議員の投票によって次期首相が選出されるため、前進党が主導する政権には反対が予想されます[1]。

Citations:
[1] https://mainichi.jp/articles/20230515/k00/00m/030/054000c
[2] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230518/k10014071271000.html
[3] https://www.sankei.com/article/20230522-SEVI3W4A2NJC7NBRQWBL5PUUIE/
[4] https://www.asahi.com/sp/articles/ASR5H6JJBR5HUHBI020.html
[5] https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGS1543D0V10C23A5000000/
[6] https://www.dlri.co.jp/report/macro/250684.html

 


初めて利用したのだけれど、CHATGPT より Perplexity のほうが使い勝手がいい。
理由は、① 画面が見やすい ② 根拠が整理されて示される ③ 今の情勢などが反映できている 、などである。

どうだろう。
ともあれ面白い。

 

さて、朝日新聞の記事を紹介する。

 

digital.asahi.com

【そもそも解説】
新政権誕生近づくタイ 政治と社会が抱える問題とは


大野良祐2023年7月13日 21時00分

下院総選挙で第1党となった前進党のピター党首=2023年5月15日、バンコク、西村宏治撮影

 日本人にとって人気の旅行先であり、同時に多くの日本企業が進出している東南アジアのタイは、身近な国です。しかし、この20年の間に2度も軍事クーデターが起き、大規模な反政府デモが繰り返されるなど不安定な状態が続いています。5月の下院総選挙を受けて、どんな政権が生まれるのか、政治や社会は安定に向かうのか――。タイがそもそも抱える問題はどういうものなのでしょうか。

 

 Q タイに行くと、王様の肖像があちこちあるけど、どんな政治体制の国なの?

 A 正式な国の名前はタイ王国。20世紀はじめまで絶対王制の国だったが、1932年に軍人や文官らによる「立憲革命」が起きて立憲君主制に移行した。国王の権力は一時低下したが、その後、軍部が国王の権威をもり立てながら実権を拡大して、国王と軍が支え合うかたちでタイの支配を確立していった。

 その中核となったのが46年に即位したプミポン国王(2016年没)だ。全国各地を視察して国民と触れ合い、1973年の学生による民主化運動では学生の側に立つなどして、国民からの絶大な敬愛と支持を取り付けていった。

 

 Q クーデターがよく起こる国だと聞いたけど。

繰り返されたクーデター
 A 国王と軍、官僚らに加えて知識層、伝統的な財閥などが支配層となり、議会や首相がその秩序を乱したり権益を侵したりすると、軍がクーデターで元のかたちに「リセット」してきた。

 クーデターは国王が事後承認すれば成立し、国王を敬う国民がそれを受け入れるというのが、タイの「政治サイクル」になった。研究によって数え方にばらつきがあるが、タイでは戦後10回以上クーデターが起きている。

 軍政と軍政の間の文民政権も、公選制の下院と任命制の上院、非民選の首相という「半分の民主主義」と呼ばれる政体だった期間が実は長い。それが、伝統的な支配層が望む統治のあり方だったからだ。

 

 Q 民主主義への取り組みは進まなかったの?

 A 経済成長を遂げて新興工業国と言われるようになった91年にもクーデターが起き、翌年の選挙後にクーデター首謀者の陸軍司令官が再び首相に就くと、とても激しい抗議行動が起きた。

 軍は抗議デモに集まった人びとを武力鎮圧し、多くの市民が犠牲になった。この「流血の5月事件」はタイ国民の心に深い傷を残し、安定した民主主義を求める流れに弾みをつけることになった。

 これを契機に、タイ史上最も民主的とされる97年憲法が公布された。首相は下院議員でなければならないと定められ、上院が初めて公選制になった。安定政権を促すために小選挙区制が導入された。

 

民主憲法が生んだタクシン政権、保守層の脅威に
 Q それで変化が起きた?

 A この憲法下で初めて実施された2001年の下院総選挙で誕生したのが、タクシン・シナワット首相率いるタイ愛国党政権だ。

 タクシン氏は、それまで顧みられなかった農民や低所得労働者に恩恵が及ぶ低額医療制度などを公約に掲げて勝利し、政策を実現した。農民らはタクシン氏の熱狂的な支持者になった。

 タイ政治史上はじめて任期を満了したタクシン政権は、05年総選挙も大勝した。

 

 Q タクシン氏のもとで政治は安定したんだね。

 伝統支配層にとって、選挙という正統性を持つ「強い首相」は、コントロールの及ばない「脅威」に映り始めた。軍やエリート層の権益や地位が解体されるかも知れないという恐れからだ。

 06年、軍はクーデターを決行した。タクシン氏を排除すれば脅威は取り除けると支配層は考えたようだ。

 

 Q また逆戻りしてしまったの?

 実際には、次の選挙でも、タクシン氏の愛国党の後継政党・国民の力党(愛国党はクーデター後、憲法裁判所が解党を命令)が勝利して政権に返り咲いた。

 すると憲法裁は、タクシン氏後継のサマック首相が料理番組に出演していたことが「兼職禁止」規定に違反するとして失職させた。さらに、選挙違反を理由に党自体を解党させた。タクシン派は、憲法裁は軍などの意を体してタクシン派潰しに加担しているとして、こうした命令を「司法クーデター」などと呼んだ。

 伝統支配層はあらゆる手を使ってタクシン派の力をそぎ、タイ政治を「タクシン氏登場以前」に戻そうとしたが、選挙になればタクシン派が勝った。11年の選挙でもタクシン氏の妹、インラック氏が率いるタイ貢献党(愛国党から数えて「3代目」のタクシン派政党)が大勝し、初めての女性首相が生まれた。

 ここで軍部はもう一度、実力行使に出た。14年5月の軍事クーデターだ。決行したのは当時のプラユット・チャンオーチャー陸軍司令官。現在の首相だ。

 このクーデターがそれまでと異なっていたのは、軍が民政移管を急がず、軍事政権「国家平和秩序評議会」(NCPO)体制を5年近く続けたことだ。

 理由は三つあると言われる。一つはタクシン派を弱体化させること。二つ目はプミポン国王の健康悪化を受け、軍の統制下で国王の代替わりを乗り切ること。そして三つ目は、民政移管にあたっては選挙に負けても軍の影響力を維持できる憲法を制定することだ。

 

 Q 軍が作った憲法ってどんな内容なの?

 単独政党が多数の議席をとりにくい投票方式を採用し、上院は軍政による事実上の任命、非民選首相を認めるものになった。「半分の民主主義」の復活といえる。仮に下院でタクシン派政党が第1党になっても、首相指名には上下両院合計議席過半数をとらなければならない規定も盛り込んだ。

 実際、19年の民政移管選挙では、タクシン派の貢献党が第1党になったが、政権をとったのは元軍人ら軍を支持する人々が立ち上げた「国民国家の力党」を中心とする勢力だった。もくろみ通り、任命制の上院250議席という「手持ち票」を使って、クーデター首謀者のプラユット暫定首相を首相指名した。

 

 Q 何も変わらなかったんだね。

変化の芽、育つか
 ただ、新しい政治への芽も生まれていた。

 タイの自動車部品大手企業の御曹司、タナトーン・ジュンルンルアンキット氏が立ち上げた新未来党が、81議席を獲得して第3党になったことだ。

 


記者の質問に答える新未来党のタナトーン党首(左)
=2019年3月、バンコク、乗京真知撮影

 

 新未来党は、軍の政治介入を強く批判し、より広い民主主義の回復を訴えて、タクシン派対反タクシン派の戦いに嫌気がさしていた有権者をとらえたと言われている。

 しかし、新未来党も、政党資金の扱いに問題があったという選挙管理委員会の訴えなどを受けた憲法裁が、タナトーン氏の議員資格停止と、解党命令を出して潰してしまった。

 それでも、新未来党の解党を契機に始まった学生らによる抗議活動が、やがて王制改革や不敬罪の廃止などを要求に掲げるようになるなど、より根本的なタイの改革に関する議論の風穴を開けることになった。

 

 Q 不敬罪ってどんなものなの?

 タイの不敬罪は、国王、王妃、王位継承者、摂政を侮辱したり中傷したりすることを禁じるもので、刑法に定められている。「不敬行為」一つにつき最高禁錮15年という重罰。誰でも告発できるうえに不敬行為の範囲が明確でないことから、タイ国民を非常に恐れさせてきた。政治勢力が敵対勢力を威嚇し、萎縮させる手段として利用してきたものでもある。

 タイではタブーだった王制改革を求める声が上がったことは、大きな変化を感じさせるできごとだった。今回の下院総選挙は、そんな時期に実施された。

 

 Q 結果はどうだったの?

 タクシン派の貢献党が今回も多くの議席を獲得するだろうというのが事前の予想だった。確かに141議席と定数の3割近くをとった。しかし、新未来党の政策を引き継ぐ前進党がそれを上回る151議席をとって第1党になった。

 この結果から言えることは、国民が軍にはっきりと「ノー」を突きつけたことと、「タクシン対反タクシン」ではなく、より本質的なタイ政治、タイ社会の変革を求める人びとが増えたことだろう。前進党は、不敬罪改革(量刑を軽くすることなど)や軍改革(徴兵制の廃止など)を政策として選挙公約に掲げた。タイでは前例のないことだ。

 

 Q タイは大きく変わっていきそうだね。

 そこはまだわからない。野党が連合を組んでも、首相を選出するのに必要な上下両院の過半数には達していない。また、党首のピター・リムジャラーンラット氏の議員資格を奪う可能性のある選挙法違反の訴えが出され、憲法裁が審理を開始した。かつての「司法クーデター」のようなことがピター氏に仕掛けられるのではないか、との懸念が既に出ている。

 

                                                                                        (大野良祐)

 

 

 

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