社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(103) 岸田首相襲撃の容疑者はどんな人か

 

 

 

時代の閉塞感を感じてしまう。
いろいろやってみた結果(市政報告会への参加、裁判、など)、首相襲撃という手段でしか、おのれを表現できなかったのだろうか。
政治への絶望感を感じる。
「これって、やばい」と思う。



共同通信の記事から



容疑者とみられる男性、国葬実施を批判
12時59分共同通信

 岸田文雄首相の演説会場爆破事件で、容疑者とみられる男性が起こした訴訟の中で、岸田内閣が安倍晋三元首相の国葬を「議会での審理を経ずに閣議決定のみで強行した」と批判する準備書面を提出していたことが18日、分かった。

 

参院選立候補できず強い不満か 
爆発事件容疑者、違憲と提訴

13時34分共同通信


 岸田文雄首相の選挙応援演説会場で爆発物が投げ込まれた事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された兵庫県川西市の無職木村隆二容疑者(24)とみられる男性が、年齢などを理由に昨年7月の参院選に立候補できなかったのは憲法違反だとして、国に損害賠償などを求めて神戸地裁に提訴し、棄却されていたことが18日、分かった。訴訟記録に記載された住所や氏名などが木村容疑者と同一で、選挙制度に強い不満を持っていたとみられる。

 提出した準備書面には「岸田内閣は故安倍晋三(元首相)の国葬を世論の反対多数の中、閣議決定のみで強行した。このような民主主義への挑戦は許されるべきものではない」との記載もあった。

 訴訟記録などによると、神戸地裁に昨年提訴し、同7月10日投開票の参院選に立候補しようとしたが、当時23歳で公選法の被選挙権(30歳以上)を満たさず、300万円の供託金も用意できなかったため立候補ができないとし、法の下の平等などを定める憲法に違反すると主張。精神的苦痛を受けたとして10万円の損害賠償を求めた。

 

 

朝日新聞の記事は次の通り。

digital.asahi.com

岸田首相襲撃の容疑者、立候補できず「差別」 昨年参院選前に国提訴
2023年4月18日 10時43分

この記事のコメント
コメントプラス

藤田直央
朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法
2023年4月18日13時5分 投稿

【視点】 とても興味深い報道です。被選挙権での年齢制限に対する木村容疑者の不満が今回の犯行の原因かどうかはまだわかりませんし、もしそうだったとしても今回の犯行が許される理由には全くなりません。それでも、政治家になることに関心を示していた若者が、政治家を選ぶための選挙の最中に政治家を襲うという真逆の行為に出てしまったこの矛盾を、一体どう考えればいいのでしょう。
 自分が抱く希望を実現しようとしたり、自分が抱える悩みを解決しようとするとき、それが自分だけでなく多くの人々に共通することであり、一緒に取り組んでいこうという道を探る営みは、実は政治そのものです。でもそう簡単ではなく、子どもの頃からの有権者教育というものも大切です。24歳の木村容疑者が政治というものをどう考えた末の犯行だったのか、とても気になります。

 

 

 

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