新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、4年前 2019年12月初旬に, 中国の武漢市で第1例目の感染者が報告された。そこから わずか数カ月ほどの間にパンデミックと言われる世界的な流行となった。
当時の日本の状況はどうであったろう。朝日新聞に当時掲載された図を拝借する。
志村けんさんが亡くなられて、「これはただ事でない」と衝撃を受けたのを昨日のことのように思い出す。
パンデミックを脱け出して、エンデミックへと移行できるのはいつであろう。
世界的にみて、12人にひとりが感染したとのこと。
この図は momodaihumiaki が作成した。
さて、第一次世界大戦の中でスペイン風邪は発生した。一説によれば、この大流行で多くの死者が出たことで徴兵できる成人男性が減ったため、第一次世界大戦の終結が早まったといわれている。
一方、新型コロナのパンデミックの最中に、昨年(2022年)2月、ロシアによるウクライナ侵攻が行われ、今も続いている。
平和への不安と新型コロナの変異株に対する恐れで一杯だ。
そして、第一次世界大戦や第二次世界大戦の被害者・死者をみたときに、改めて戦争の悲惨さを痛感する。
スペイン風邪当時の日本、今と同じように みんな必死だった。
朝日新聞の2020年6月15日号の記事を紹介する。図もそこから拝借する。
スペイン風邪、第2波は死亡率4倍超に 備えのヒントは [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
国内の新規死者数は、12月29日 420人と最高を記録した。
100万人当たりに換算した死者数 ( 7日間移動平均 ) も 2.64人(1月5日)で、世界で一番高い数字。絶対数(7日間移動平均)でトップはアメリカに譲ったが(484人)、まだまだ264人と多い。年配の方の死亡が多い、ほとんどといっていい状況だ。
スペイン風邪との戦いは、3人にひとりが感染し、1億人といわれる死者が出て、3年で終結した。
まだまだ先は長いと思うので、マスク、手洗いとうがいの励行、睡眠確保など気力・体力の充実、人混みを避ける、などの対応を心掛けたいと思う。
ワクチン接種、もう5回も打って、「もういい加減にしてほしい」と思うけれど、やれることはしたいと思う。毎年インフルエンザ予防接種をしているように。
自分自身と周りの人を守るために。