2050年には、単独世帯数が2,330 万世帯となり、全体の世帯数5,261万世帯の44.3%となるとの推計が出された。
世帯主が65歳以上の一般世帯が一般世帯総数に占める割合は、2020年の 37.6%から2050年には 45.7%へ。2,097万世帯から2050年の2,404万世帯に。
『日本の世帯数の将来推計(全国推計)』(令和6(2024)年推計)|
国立社会保障・人口問題研究所
26年後(2050年)には、世帯が二つあれば 一つがひとり世帯。
世帯主が65歳以上の高齢者の世帯も二つに一つ。
びっくりだ。
周りの風景が変わる。地域の風景が変わってしまう。
平均しても、世帯人数は、2033年に2人を切るという。9年後のことだ。
さて、2020年に騎馬戦型社会となった。そして、肩車型社会へと移行しつある。高齢者1人を支える現役世代が限りなく1人に近づいた社会へ。2060年頃には高齢者1人を支える現役世代の人数は1.3人になると予想されている。
10年後、20年後、…… をしっかり思い描くことができているのだろうか。
高齢者社会で、一人暮らしの生活、どのように希望をつくっていくことができるのだろうか。
賃金も少なく、資産もなく、どのように生活をすることができるのだろうか。
まずは、事実を直視すること。
男性の高齢未婚単独世帯は現在の 86 万世帯(2020年)から 269 万世帯(2050年)へ、そして女性の高齢未婚単独世帯は 57 万世帯から 191 万世帯へと大幅に増加するという。
「近親者が全くいない高齢単独世帯が急増すると想定される」
男女問わず、高齢未婚単独世帯は 一番に深刻だ。
JETRO (日本貿易振興事業) 2022年9月の記事から
総務省資料(2012年)から 10数年前の資料だ!!
に聞いた。
世帯について
・世帯は、住居と生計を共にする者の集まり、または独立して
住居を維持し、生計を営む単身者を指します。
・世帯主は、世帯の中心となって物事をとりはかる者
として世帯側から報告された者です。
・世帯員は、世帯を構成する各人を指します。
ただし、社会福祉施設に入所している者、単身
赴任者、遊学中の者、別居中の者、預けた里子、
収監中の者は除外されます。
世帯はさまざまな構造を持っています。以下に一部の世帯構造を示します:1. 単独世帯:
・住み込み又は寄宿舎等に居住する単独世帯:
住み込みの店員や学校の寄宿舎
・寮・会社などの独身寮に
単身で入居している者を指します。
・その他の単独世帯: 世帯員が一人だけで、
住居が上記以外の場所にある者を
指します。2. 核家族世帯:
・夫婦のみの世帯: 世帯主とその配偶者のみで
構成される世帯。
・夫婦と未婚の子のみの世帯: 夫婦と未婚の子のみで
構成される世帯。
・ひとり親と未婚の子のみの世帯: 父親または
母親と未婚の子のみで構成される世帯。3. 三世代世帯:
・世帯主を中心とした直系三世代以上の世帯。4. その他の世帯:
・上記1~3以外の世帯を指します。世帯の種類や構造は地域や時代によって異なりますが、これらは一般的な分類です。¹²
世帯の分類にはさまざまな要因が影響しますが、世帯の構造を理解することで、社会や経済の動向を把握する上で重要な情報となります。³
(1) 世帯 世帯とは、住居及び生計を共にする者の集まり又は独立し .... https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/20-21-yougo_h25.pdf.
(2) 世帯・家族の属性に関する用語 ・統計局ホームページ. https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/users-g/word2.html.
(3) 国勢調査 令和2年国勢調査 世帯の種類・世帯人員・世帯の家族 .... https://www.e-stat.go.jp/index.php/stat-search/database?page=1&layout=datalist&toukei=00200521&tstat=000001136464&result_page=1&statdisp_id=0003445268.
(4) 統計局ホームページ/家計調査 用語の解説. https://www.stat.go.jp/data/kakei/kaisetsu.html.
に聞いた。
戦前から現代にかけての日本の家族形態の変化について
- 戦前の家族形態:
・家制度: 戦前の日本の家族は、家制度に基盤をおき、地域社会はもとより、
国家とつながる「イエ」を形作っていました。この「家制度」は「家」と
「家父長制」の二つを大きな要素としていました。・家父長制: 家父長権の相続(家督相続)、本家・分家などの階層性を持ち、
家族の人々を「イエ」に従属する存在とみなしました。
- 終戦から1950年代まで:
・太平洋戦争の終戦を機に、民法の改正により家制度は廃止されました。
・経済復興と給与労働者の増加により、家庭は家内労働の場という側面が
薄まり、家族の教育的役割が強調されていきました。
- 現代の家族:
・1950年代以降の家族変動の最も顕著なものは単身世帯の増大です。つまり、
同居親族数が減少し、核家族化が進んだこと、共同体の力の減退に伴って
家族の基盤に変容が生じたことの二つの特徴があります。・共働きが一般化し、育児や子育てが保育園やスポーツクラブなどに一時的に
委託されることも増えています。
これらの変化は、社会の構造や価値観の変化に伴い、日本の家族形態が多様化していることを示しています。¹²³
(1) 日本家族の現代的変動 ・J-STAGE. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjoffamilysociology1989/4/4/4_4_1/_pdf.
(2) 共同体社会と人類婚姻史. http://bbs.jinruisi.net/blog/2020/09/5063.html.
(3) 日本の家族形態の変化 | 吉村やすのり 生命の環境研究所. http://yoshimurayasunori.jp/blogs/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e5%ae%b6%e6%97%8f%e5%bd%a2%e6%85%8b%e3%81%ae%e5%a4%89%e5%8c%96/.
(4) 家族国家(かぞくこっか)とは? 意味や使い方 ・コトバンク. https://kotobank.jp/word/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E5%9B%BD%E5%AE%B6-44836.