半ドンの仕事を終わって、大阪ステーションシネマで13時30分からの部を鑑賞。7割、8割の入り。若い人も多かった。
映画.COMから
乃木坂太郎の同名ベストセラーコミックを堤幸彦監督のメガホンで実写映画化し、死刑囚との獄中結婚から始まる危険な駆け引きの行方を描いたサスペンス映画。
日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人で、逮捕時にピエロのメイクをしていたことから「品川ピエロ」の異名で知られる死刑囚・品川真珠。児童相談所職員の夏目アラタはその事件の被害者の子どもに頼まれ、まだ発見されていない被害者の首を探すため真珠に接触を試みる。アラタの前に現れた真珠は、残虐な事件を起こした凶悪犯とは思えない風貌だった。アラタは真珠から情報を引き出すため、大胆にも彼女に結婚を申し込む。毎日1回20分だけ許される面会の中で、会うたびに変わる真珠の言動に翻弄されるアラタ。やがて真珠はアラタに対し、自分は誰も殺していないと衝撃の告白をする。
主人公・夏目アラタを柳楽優弥、死刑囚・品川真珠を黒島結菜が演じ、佐藤二朗、中川大志、丸山礼、立川志らく、市村正親が共演。「翔んで埼玉」シリーズの徳永友一が脚本を手がけた。
2024年製作/120分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2024年9月6日
エンドロールで流れる主題歌がいい。
オリビア・ロドリゴのヴァンパイア。
品川真珠は無実なのであろうか。
なぜ、ピエロのメイクをしたのだろうか。「品川ピエロ」が太っているのはなぜ。歯並びが悪いのは。
品川真珠が夏目アラタの匂いをかぐのに執着するのが不気味(!?)だ。
柳楽優弥と黒島結菜が熱演。夏目アラタも品川真珠も 二人とも家庭環境に恵まれない中で育った共通項。
それ以上の接点も
猟奇殺人、虐待、育児放棄、いじめ、乳児遺棄、過食、自殺ほう助、獄中結婚、……
二人はサイコパスか!?
それぞれのテーマは重い。でも、上滑りの感じだ。
共演者が、ポイント、ポイントを押さえる。
最初だれかわからなかった。夏目アラタの上司でもあり、恩人。
師匠だ。立川志らく。
法廷の行方はどうなるのであろう。
「夏目アラタの結婚」
小学館ビッグコミックスペリオール刊「医龍-Team Medical Dragon-」など、多岐にわたるテーマを緻密な人間描写を通じて表現することに定評がある乃木坂太郎が2019年から「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載し、累計発行部数が240万部のベストセラーコミックスとなっている「夏目アラタの結婚」(2024年1月完結)。「次にくるマンガ大賞 2020」U-NEXT特別賞コミックス部門を受賞、世界最大級の日本アニメ・マンガのコミュニティサイト「MyAnimeList」でも紹介されるなど、国内外から高く評価されている。
原作
乃木坂太郎
コメント
柳楽優弥さん、黒島結菜さんの2人が危険な化学反応を起こしそうな匂いを濃厚に漂わせていますね。原作者として真珠の歯並びの再現に本気の映像化を感じました!
原作に興味がわいたので、1巻を購入した。
原作の雰囲気はこんな感じだ。
サスペンス映画でミステリー要素も。
歯並びが悪い理由も匂いにこだわるわけも丁寧に明らかにされる。
でも、どこか不徹底。品川真珠もそんなにもぶっ飛んでいない。夏目アラタも癖のあるいいやつ。
「生きていれば、生きてさえいれば、この世の中捨てたもんじゃない」というあたりがメッセージか。「離婚届」は破られた。
私の評価 85点。