福島原発汚染水海洋放出に対する私の反対理由は、3つ。
1.トリチウムの人や動植物への影響( 累積影響、など )がどのようなものか
十分にわかっていないこと
2.核燃料が溶け落ちたものに触れた水の放出であることが今までの原発からの
排水とは違ってトリチウム以外にも、さまざまな放射性物質を含んでいること
3.科学的知見に裏付けられているというのがどうも信用しがたい。
「IAEAがお墨付け」「IAEAが国際基準に適合していると評価した」と繰り返し
宣伝がされている。
どうであろうか。
IAEA(国際原子力機関)、この7月、処理汚染水の海洋放出は国際的な基準に
整合しているという趣旨の包括報告書を発表したが、IAEAの報告書は、基本的に
日本政府・東電から提供された情報に基づくものでしかないと思うが どうであろう。
そもそも、原発は人類の手におえない装置だと思う。100害あって一利なし。いわんや、地震、災害列島である日本で稼働することの愚かさ。老朽原発を再稼働し、新規に稼働することに未来・希望はない。
福島原発海洋放出に対する国内外の批判・反対の声はなくなることはない。
そして、脱原発の声も。
原発処理水の海洋放出の差し止めを求め、提訴に向かう原告団=8日午後、福島市
18時08分共同通信
東京電力福島第1原発で8月に始まった処理水海洋放出の差し止めを求めて、福島、宮城県などの住民ら約150人が8日、国と東電を福島地裁に提訴した。原告側弁護団によると、処理水放出の差し止め訴訟は全国初。10月末に追加提訴を予定している。
原告側は訴状で、処理水放出は市民が平穏に生活する権利を侵害し、漁業関係者のなりわい回復を困難にすると主張。放出に関する東電の実施計画、関連設備の検査を合格とした国(原子力規制委員会)の処分取り消しのほか、東電に放出禁止を求めている。
この日は雨の中、原告ら約50人が「海を汚さないで」と書かれた横断幕を掲げ、地裁周辺をデモ行進した。各地の原発稼働差し止め訴訟に携わり、弁護団共同代表を務める河合弘之弁護士は記者会見で「海洋放出は過失による事故の後の故意による新たな加害行為だ」と国、東電を批判した。
規制委の事務局、原子力規制庁は「訴状が届いておらず、現在コメントできることはない」、東電は「訴状が届き次第内容を確認して適切に対処したい」とそれぞれコメントした。