兵庫知事選挙で「世代間対立」という視点での評論がされていた。
現実の理解に立った「対立」なのか気になった。
「隣の芝は青い」
若者も高齢者もみんな貧乏だ。
怒りの矛先を冷静に考えなければと思う。
さて、住んでいるところの周りを見渡すとほとんどが高齢者だ。
自宅の対面に6軒、両隣に2軒。1軒当たりの人数は、2.2人。
単独世帯が3軒、高齢者世帯が4軒。50歳以下を数えると 20人中 6人。

「世帯構造」
(1)単独世帯 世帯員が1人だけの世帯をいう。
(2)核家族世帯
ア 夫婦のみの世帯 世帯主とその配偶者のみで構成する
世帯をいう。
イ 夫婦と未婚の子のみの世帯 夫婦と未婚の子のみで
構成する世帯をいう。
ウ ひとり親と未婚の子のみの世帯 父親又は母親と
未婚の子のみで構成する
世帯をいう。
(3)三世代世帯 世帯主を中心とした直系三世代以上の
世帯をいう。
(4)その他の世帯 上記(1)~(3)以外の世帯をいう。「世帯類型」
(1)高齢者世帯 65歳以上の者のみで構成するか、
又はこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯をいう。
(2)母子世帯 死別・離別・その他の理由
(未婚の場合を含む。)で、現に配偶者のいない
65歳未満の女(配偶者が長期間生死不明の場合を含む。)と
20歳未満のその子(養子を含む。)のみで構成している
世帯をいう。
(3)父子世帯 死別・離別・その他の理由(未婚の場合
を含む。)で、現に配偶者のいない65歳未満の男
(配偶者が長期間生死不明の場合を含む。)と20歳未満の
その子(養子を含む。)のみで構成している世帯をいう。
(4)その他の世帯 上記(1)~(3)以外の世帯をいう。「家族形態」
(1)単独世帯 世帯に1人だけの場合をいう。
(2)夫婦のみの世帯 配偶者のみと同居している場合をいう。
(3)子と同居
ア 子夫婦と同居
イ 配偶者のいない子と同居 未婚の子、配偶者と死別・
離別した子及び有配偶であるが、現在配偶者が世帯に
いない子と同居している場合をいう。
(4)その他の親族と同居 子と同居せず、子以外の親族と
同居している場合をいう。
(5)非親族と同居 上記(1)~(4)以外で、親族以外と
同居している場合をいう。
厚生労働省の「国民生活基礎調査」を手掛かりに、全体を俯瞰したい。
2023(令和5)年 国民生活基礎調査 から

「結果の概要」は
2023年6月1日時点
世帯数 5445万2千世帯
世帯当たりの人数 2.23人
単独世帯 1849万5千世帯
(全世帯の34.0%)
「結果の概要」中に図が13 ある。
その中から 10の図を抜粋する。
65歳以上の者のいる世帯
2695万1千世帯(全世帯の49.5%)
そのうち、「単独世帯」
855万3千世帯(同31.7%)
65歳以上の者のいる世帯(2695万1千世帯)のうち、
高齢者世帯 1656万世帯
そのうち、「単独世帯」
855万3千世帯(高齢者世帯の51.6%)
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児童のいない世帯は8割を超えている。
児童のいる世帯
983万5千世帯 (全世帯の18.1%)
児童のいる世帯における母の仕事の状況をみると、「仕事あり」の割合は77.8%
全世帯の平均所得額
524万2千円
そのうち、高齢者世帯の平均所得額
304万2千円
平均所得金額(524万2千円)以下の世帯
62.2%
所得金額の中央値 405万円
世帯主が65歳以上
世帯平均所得金額 407万2千円
ひとり当たり 235万8千円
高齢者世帯で公的年金・恩給だけで
生活できているのは41.7%
4割以上を年金以外で
稼がなければならないのは 4分の1以上
6割が生活が苦しくて、4分の1以上が大変苦しいと感じている。









