朝一番、難波東宝シネマで、10時35分からの部を鑑賞。7割ぐらい埋まって、どちらかといえば年輩の方が多かった。
映画.COMから
「僕はイエス様が嫌い」で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史が監督・脚本・撮影・編集を手がけ、池松壮亮を主演に迎えて撮りあげた商業映画デビュー作。
雪の降る田舎町。ホッケーが苦手なきつ音の少年タクヤは、ドビュッシーの曲「月の光」に合わせてフィギュアスケートを練習する少女さくらに心を奪われる。ある日、さくらのコーチを務める元フィギュアスケート選手の荒川は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似して何度も転ぶタクヤの姿を目にする。タクヤの恋を応援しようと決めた荒川は、彼にフィギュア用のスケート靴を貸して練習につきあうことに。やがて荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習を始めることになり……。
池松がコーチの荒川役を務め、テレビドラマ「天狗の台所」の越山敬達がタクヤ、アイスダンス経験者で本作が演技デビューとなる中西希亜良がさくらを演じた。主題歌は音楽デュオ「ハンバート ハンバート」が2014年に手がけた同名楽曲。2024年・第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に、日本人監督としては史上最年少で選出された。
2024年製作/90分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2024年9月13日
ドビュッシーの曲「月の光」が流れる中で、さくらが躍る。
辻井伸行の「月の光」
台詞が少なくて静かな映画。
中盤ぐらい、光が3人を包む湖のシーン。多幸感あふれるシーン。ゾンビーズ「Going' Out Of My Head」が流れる。
初めて聞く曲。かっこいい。
雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない恋の物語。
三者三様の恋。どこか懐かしい。少女の幼さゆえの残酷さ。
3者がそれぞれの「お日さま」。
さて、コーチの荒川の居場所はどこにあるのであろう。
吃音症と同性愛もテーマ。
監督・撮影・脚本・編集
奥山大史
Hiroshi Okuyama
1996年東京都出身。長編映画初監督作『僕はイエス様が嫌い』(2019)が第66回サンセバスチャン国際映画祭最優秀新人監督賞に輝く。史上最年少受賞を記録したことで世界的に注目を浴びる。米津玄師「地球儀」のMVでは監督・撮影・編集を手がけた。エルメスのドキュメンタリーフィルム「HUMAN ODYSSEY」では総監督を務め、是枝裕和総合演出のNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」で5、6、7話の監督・脚本・編集(5話は是枝監督との共同監督回)を務めている。 長編2作目となる映画『ぼくのお日さま』が、今年の第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション部門へ日本から唯一出品された。
主題歌
ハンバート ハンバート「ぼくのお日さま」
音楽: 佐藤良成(ハンバート ハンバート)
1998年結成、佐藤良成と佐野遊穂によるデュオ。2人ともがメインボーカルを担当し、フォーク、カントリーなどをルーツにした楽曲と、別れやコンプレックスをテーマにした独自の詞の世界は幅広い年齢層から支持を集める。テレビ・映画・CMなどへの楽曲提供も多数。2023年に結成25周年イヤーを迎えた。
佐野 遊穂(Yuho Sano)1976年 東京都出身 ボーカル/ハーモニカ 他
佐藤 良成(Ryosei Sato)1978年 神奈川県出身 ボーカル/ギター/フィドル(バイオリン)他
池松壮亮、自然体でいい。
15歳の越山敬達、どんな俳優になるのであろう。13歳の中西希亜良も。
郵便ポストのある田舎風景、絵本のようだ。
同性愛をサラッと描いているのも今風なのであろうか。
私の評価 80点。映画館で見てほしい映画。