自民党の河野太郎デジタル相が3日前、26日に記者会見し、9月の党総裁選への立候補を表明した。
出馬会見要旨
河野太郎氏、自民総裁選出馬表明の記者会見要旨 - 日本経済新聞
自民党総裁選に立候補を表明した河野太郎デジタル相の26日の記者会見要旨は次の通り。
【決意】
欧州でウクライナへの侵略が起こり、アジアでは一方的に力で現状変更しようとする動きがある。世界の形を議論しなければならない総裁選だ。改革と言うのは簡単だ。傷だらけになりながら改革をとことん進めていく。
【政治資金問題】
政治の信頼回復は急務だ。政治資金収支報告書への不記載額の返納でけじめとし、前へ進んでいきたい。報告書のデジタル化で透明性を高くする。
【不記載議員の公認】
捜査権を持った検察が調べて分からない。真相究明は難しい。返納でけじめがつけば、自民候補として国民の審判を仰ぐことになる。
【エネルギー政策】
電力需要が急速に伸びている。今は電力を最大限供給するため、水素やアンモニア、核融合の技術、リプレース(建て替え)も選択肢としてある。
【憲法改正】
憲法議論を前に進め、なるべく早く発議に持っていきたい。
【選択的夫婦別姓】
認めた方がいいと思っている。
【経済・財政政策】
経済を言い訳にせず、財政規律を取り戻す。日本の将来のためにやらなければいけない改革をしっかり進め、分厚い中間層をもう一度つくっていく。〔共同〕
政治資金問題で、政治資金収支報告書への不記載額の返納を求めるとしているのが新しい。自民党公認の基準をソコに置くということだ。
自民党内からの反発が目に見えるようだ。
あえて主張することに河野太郎の「覚悟」がみえる。
自民党内の反発が、誰と誰であるかをメディアは報道すべきだと思う。
「脱原発」の旗印は再び掲げられることがなかった。残念だ。
河野太郎という政治家は、ポピュリズムの政治家なのであろうか。「2世議員」故に、不徹底なポピュリズム??!!
それ以上に、根本のところで信念がないのかもと思ってしまう。
総裁候補者の信頼回復の 第一ハードルは、
1⃣ 世界平和統一家庭連合との関係を断つこと。被害者救済に力を尽くすこと。
2⃣ 政治資金問題への態度をはっきりさせること。裏金・脱税問題への姿勢を明らかにすること。
ここを越えてから、初めて主張についての検討が始まると思う。
河野太郎候補者の言うように、次の点での論戦が必要だと思う。
1⃣ 世界の形を論議する
2⃣ エネルギ政策の内容の議論
3⃣ 平和憲法を守るのか、否か
4⃣ 選択的夫婦別姓の早期実現
5⃣ 経済の発展と財政再建の議論
自民党総裁選の出馬者、候補者はまずは 信頼回復のハードルを超えなくてはならないと思うが、どうであろう。
自民党総裁になったときに、裏金・脱税議員を自民党公認とするのか、どうか、それぞれが発信するべきであろう。
政治資金規正法は不十分な内容だった。それを超えて、どのように政治改革を進めるのか、抱負を語るべきであろう。
そして、世界平和統一家庭連合に対してどのようにのぞむのか、被害者救済にどのように力を尽くすのか、態度を明確にするべきでろう。