「メタモルフォーゼの縁側」をアマゾンプライムビデオレンタルで鑑賞した(500円)。
映画.COMから
鶴谷香央理の漫画「メタモルフォーゼの縁側」を芦田愛菜と宮本信子の共演で実写映画化し、ボーイズラブ漫画を通してつながる女子高生と老婦人の交流を描いた人間ドラマ。
毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生・うららと、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪。ある日、うららがアルバイトする本屋に雪がやって来る。美しい表紙にひかれてBL漫画を手に取った雪は、初めてのぞく世界に驚きつつも、男の子たちが繰り広げる恋物語に魅了される。BL漫画の話題で意気投合したうららと雪は、雪の家の縁側で一緒に漫画を読んでは語り合うようになり、立場も年齢も超えて友情を育んでいく。
「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の岡田惠和が脚本を手がけ、「青くて痛くて脆い」の狩山俊輔が監督を務めた。
2022年製作／118分／G／日本
配給：日活
女子高校生役と老婦人役の芦田愛菜と宮本信子が主題歌を歌う
映画『メタモルフォーゼの縁側』主題歌「これさえあれば」MV
www.youtube.com
17歳の女子高生・うららの駆け抜けていくシーンがすがすがしい。変身を予感させる。そして、老婦人・雪もうららとの交流で表情が晴れやかになる。
メタモルフェーゼとは、ドイツ語で、変身・変容・転身の意味だそうだ。
「ＢＬ」って何の意味かわからなかった。
ふたりは、ＢＬ(ボーイズラブ)漫画を通じて前向きに。
画が美しい。はまるとやばいかも。
原作は、鶴谷香央理のコミックス。全5巻。
芦田愛菜、宮本信子、そして、人気作家コメダ優役の古川琴音 みんな可愛い。親近感がある。
縁側って交流の場所。ネーミングがいい。
たくさんの俳優がわきを固める。
うららの幼馴染役で、なにわ男子の高橋恭平がでている。学ラン姿も決まっている。
＜ メタモルフェーゼ ＞を検索していたら行きついた。
この映画とは関係ないものであるが、紹介する。
「R.シュトラウス：メタモルフォーゼン（23の独奏弦楽器のための習作） TrV 290 / アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1986年2月」
Wikipediaより ナチス・ドイツ崩壊直前に完成された。それより前、1944年の夏に自作の『ダナエの恋』の初演が中止された時に「私の生活は終わった」と語ったシュトラウスであったが、本作の草稿のひとつに「ミュンヘンを失いたるなげき」と書いているように、大戦によってドイツの町並みや農村の風景などが破壊されて行き、自作の初演が行われた多くの劇場や音楽会堂も次々と瓦礫と化していく中で、ドイツの歴史や古くからの文化、伝統の喪失に対する悲しみや、崩壊していく祖国への惜別の思いを込めつつ作曲されたという。
**♪R.シュトラウス：管楽器のためのソナチネ 第1番 ヘ長調「傷病兵の仕事場より」 / アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1986年2月 - YouTube
アマゾンミュージックから
「R.シュトラウス:メタモルフォーゼン、傷病兵の仕事場から ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 & アンドレ・プレヴィン」
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なんか、今の気分にピッタリ。静かな反戦歌。喪失感の中に怒り……
映画は、映画館で観たい。
でも、この映画 家で観て得した気分だ。元気をもらえる映画。
評価 90点。
