社会と個人 どう向きあうの

林住期 どのように暮らすのか。日々、自問自答する。

(119) 6月8日「ケイコ 目を澄ませて」鑑賞

 

 

 

 

 

 

 

アマゾンプライムビデオで鑑賞。

映画.COMから

きみの鳥はうたえる」の三宅唱監督が「愛がなんだ」の岸井ゆきのを主演に迎え、耳が聞こえないボクサーの実話をもとに描いた人間ドラマ。元プロボクサー・小笠原恵子の自伝「負けないで!」を原案に、様々な感情の間で揺れ動きながらもひたむきに生きる主人公と、彼女に寄り添う人々の姿を丁寧に描き出す。

生まれつきの聴覚障害で両耳とも聞こえないケイコは、再開発が進む下町の小さなボクシングジムで鍛錬を重ね、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。嘘がつけず愛想笑いも苦手な彼女には悩みが尽きず、言葉にできない思いが心の中に溜まっていく。ジムの会長宛てに休会を願う手紙を綴るも、出すことができない。そんなある日、ケイコはジムが閉鎖されることを知る。

主人公ケイコを見守るジムの会長を三浦友和が演じる。

2022年製作/99分/G/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ

 

www.youtube.com

 

『ケイコ 目を澄ませて』メイキング映像 ケイコと会長のシャドーシーン - YouTube

 

岸井ゆきの、断然ファンになる。
ひたむきさが駄々洩れ。

 

 

 

 

 

 

 

ボクシングジム、河原のシーン、それぞれ印象的。
淡々と物語は進む。悩みつつ、ハンディーをものともせず 強靭なヒロイン。
下町の風の匂いやジムの床の軋む音、パンチ音、夜の電車の車窓からもれる光など、シンプルなシーンが続く。

私の一番のシーンは、最後のほうで対戦相手であった少女から声をかけられたところ。作業服に身を包み、顔が傷だらけから挨拶された。その時の、ケイコの表情がいい。何とも言えない共感の雰囲気。そして走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

99分の作品。派手さはない。でも、いつしか引き込まれてしまった。そして、聴覚障碍者がヒロインであることもいつしか忘れてしまう。
岸井ゆきの、最高だ。

評価 90点。

 

 

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